今回取り上げるのはWRXという取引所トークンです。
インド大手取引所WazirXによって発行されており現在の時価総額は約75億円(2月23日現在)。
仮想通貨の時価総額ランキング335位となっています。
日本円で1WRXあたり約30円です。BTCの600万円と比べるとまだまだ価格は低いですが今後のインド仮想通貨市場の拡大を考えると今から投資しておくのは賢い選択でしょう。
インド仮想通貨市場
インドの人口は13億人と世界人口の2位を占めており今後2024年までに1位の中国を抜いて世界最大になると考えられています。
国内総生産(GDP)においては世界7位と1999年から2018年にかけてGDPは約6倍も伸びています。
WazirXはBinanceの子会社でありBinanceはBlockchain for Indiaというファンドを立ち上げ約53億円を投資すると発表しています。
このファンドはインドのブロックチェーン技術を使用したスタートアップエコシステム成長促進を目的に設立されたもので今後仮想通貨市場がさらに大きなものになっていくでしょう。
インドにおける仮想通貨取引所は以下の3つを押さえておきましょう。
- CoinDCX
- WazirX
- Zebpay
インドで最大の取引所。
2021年に入り、仮想通貨を簡単に取引することができるアプリを立ち上げたことで投資経験のない95.5%のユーザーをどこまで増やすことができるのか?
Binanceに買収(2019年11月)
インドの法定通貨ルピーを使ってBinanceのプラットフォームでWRXを取引することができる。
複数の法定通貨によるP2P取引に対応している。
P2P取引とは?
中央サーバーを用意せず個々の端末(Peer)が互いに信頼し合うことで成立するネットワークのこと。
2014年設立。
複数の仮想通貨を取引することができる。
法律
インドにおける仮想通貨規制では現在、法定通貨以外の通貨は利用を禁止。海外の取引所を介して仮想通貨の取引を行うことも禁じられています。
2018年にはインド準備銀行によって企業による仮想通貨の取り扱いやサービス提供が一時禁止されたものの2020年4月に解禁され今後仮想通貨を利用した決済や取引が承認されるのかがWRXの価格に影響を与えそうです。
また、承認された場合には仮想通貨の取引において物品サービス税、得た利益に対しては所得税が課されることになるでしょう。