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日鉄ソリューションズ(2327)

日鉄ソリューションズは旧新日本製鐵の情報通信システム部門とシステム子会社の新日鉄情報通信システム(ENICOM)を主とするシステムインテグレータ(Sler)です。

20年3月期(2019年4月1日~2020年3月31日)。

地域別売上

キャッシュフロー

(百万円)総資産有利子負債純資産現金及び現金同等物の期末残高営業活動によるCF投資活動によるCF財務活動によるCF
2020年3月58,03619,366-2,975-6,796

21年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)

売上高が2520億円であるのに対し、売上原価は2000億円(原価率79%)、販管費は270億円(販管費率11%)でコストの多くを売上原価が占めています。
営業利益は250億円。
売上高営業利益率は10%。

流動資産が1720億円で預け金740億円、受取手形及び売掛金610億円、仕掛品280億円が含まれている。
預け金は余剰資金の運用に関わる資産であることが有価証券報告書に記載されています。
投資その他の資産760億円のうちほとんどは投資有価証券の650億円で有価証券報告書では「主に取引先企業との業務または資本提携等に関連する株式」と記載されており政策保有株式になります。

総資産に占める有形固定資産の割合は200億円と7%にすぎません。
主な有形固定資産はデータセンターや本社の建物や工具器具備品、土地といったもの。

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工場を抱えるメーカーなどに比べると有形固定資産の規模は小さくなるんだね。

Slerの主な必要資産は売上債権や在庫といった営業系の資産であり、日鉄ソリューションズのバランスシートが大きいのは多額の余剰資金の運用に関わる資産や政策保有株式を保有しているためです。

純資産は1860億円と自己資本比率は68%。
負債については少額のリース負債が計上されているものの借入金や社債といった有利子負債はなく、無借金経営を行っていると言えます。

日鉄ソリューションズの売上原価の内訳をみると最大の割合を占めているのは外注費です。
IT業界では大手Slerが元請けとなって顧客の仕事を受注し、それを下請けの業者に割り振っています。
そのため外注費の割合が高くなるのです。

キャッシュフロー

(百万円)総資産有利子負債純資産現金及び現金同等物の期末残高営業活動によるCF投資活動によるCF財務活動によるCF
2021年3月78,57917,54410,414-7,395

22年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)

キャッシュフロー

(百万円)総資産有利子負債純資産現金及び現金同等物の期末残高営業活動によるCF投資活動によるCF財務活動によるCF
2022年3月95,70632,313-8,540-6,845

23年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)

主要製

地域別売上

キャッシュフロー

(百万円)総資産有利子負債純資産現金及び現金同等物の期末残高営業活動によるCF投資活動によるCF財務活動によるCF
2023年3月26,032-5,635-14,943


業績

自己資本比率は70%台と日本の上場企業における自己資本比率の平均値が40%前後と比べるとかなり高い水準です。

(百万円)売上高純利益営業利益純利益率営業利益率自己資本比率
2017227,95113,67121,2486.009.32
2018230,86014,10521,8446.119.46
2019255,11616,71325,3856.559.95
2020274,84318,55228,3876.7510.33
2021251,99216,98224,5496.749.74
2022270,33219,97729,8157.3911.03

月足チャート

有価証券報告書と決算短信

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