2017年12月17日につけた最高値19660ドルを上抜けたビットコインについてチャートの分析を行っていきたいと思います。
日足
2020年10月10日に本格上昇入りした後+1Σを下抜けることなく上昇。
意識される最高値がレジスタンスとなり日足センターラインまで下落。
その後再度上昇するも+2Σを超えられず-2Σまでの調整反落となりました。
遅行スパンがローソク足にぶつかるところでもあったことから再度上昇を開始し最高値を超えていきました。
最高値の19660ドルを超えたことで意識されるレジスタンスがないことから目立った押し目を付けることもなく急騰となっています。
4時間足
4時間足で調整反落の場面を見ていくと最高値を試した後本格下落入り。
赤色スパン陰転の逆行パターンの買いサインが点灯しました。
日足のセンターへの最初の押しは買いというルールどおり絶好の買いポイントです。
その後上昇し日足+2Σで押さえつけられて日足-2Σまでの下落。そして調整反落が終わったことから反転上昇し最高値更新です。
通貨価値の下落
ビットコインの最高値更新の要因はコロナによる通貨価値の下落が背景にあります。
上のチャートはドル円のコロナショック後からの推移なのですが長期下落トレンドであることがよくわかると思います。
コロナショックによる大幅利下げ、量的緩和の影響で市場における金余りが発生し、そのお金がビットコインのようなリスク資産への投資につながっているのです。
さらにPaypalなどの米企業、機関投資家の資金が流入しているのです。
Paypalは2020年11月13日より、米国でBitcoin、イーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュの4銘柄の売買サービスを提供開始し、来年にはPayPal対応の2800万以上のショップにおいて仮想通貨を決済に使用できると発表しています。
今後日常的な支払いに仮想通貨を使用することが当たり前になっていくとますます仮想通貨の価格は上昇していくでしょう。