株式投資

企業分析(メルカリ)

損益計算書

赤字は「広告宣伝費」を多額に計上していることが原因であることが分かります。
広告宣伝費が約343億円に対して営業損失が訳193億円となっています。
なぜ広告宣伝費にこれだけかけるのか。それはユーザーの獲得、ひいては獲得したユーザーを維持し続けるため。

メルカリはCtoCの個人間のプラットフォームビジネスを展開しています。
出品者と購入者の両方を集めなければならないため魅力的なプラットフォームであり続ける必要があります。

メルカリの決算書を見る際にはGMV(流通総額)とMAU(マンスリー・アクティブ・ユーザー)の指標が非常に重要になっています。
GMVとはメルカリのプラットフォーム上でいくら取引が行われたのかを示す指標。
MAUは月当たりの利用者数を示す指標。

メルカリはリリース当初、手数料を0%にすることによって利用者を増やすことに専念していました。
そんため創業1~2年は売上が0で推移しています。

貸借対照表

メルカリの貸借対照表を見てみると総資産の大半が現金及び預金で構成されていることが分かります。

キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書を見てみると本業できちんと現金が入っていることが分かります。
損益計算書上は赤字ですがキャッシュフロー計算書はちゃんと黒字になっている。

メルカリのビジネスモデル

メルカリのビジネスモデルは出品者が物を売ってからそのお金を引き出すまで売上金はメルカリにいったんプールされています。ビジネスモデルの構造上、お金がたまりやすいビジネスとなっているのです。
メルカリは基本的にユーザーを増やせば増やすほど取引が増えます。
取引が増えれば増えるほど預かり金という形でメルカリ内にプールされる金額もどんどんたまっていくことになります。

メルカリは直近の決算でようやく黒字化している。

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