ではNetflixがこの財源をどこから出しているのかというと本業の収益力はもちろん、外部からの借入金で資金を調達し、その財源でコンテンツを制作しているということがキャッシュフロー計算書から読み取れます。
Netflixキャッシュフロー計算書
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売上高の内訳
Netflixの売上高の大半はストリーミング配信事業です。貸借対照表の資産の大半はコンテンツ資産で構成されており、その資産を使いストリーミング配信事業を行っています。
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Netflix貸借対照表
金融機関から多額のお金を調達してきているので固定負債が膨れ上がっています。
一方、固定資産の中にはNetflixが保有しているコンテンツ資産の権利などが資産として積みあがっているので
Netflix会員数
Netfilxの会員数ですが2020年の12月末時点で有料会員数は約2億人。1人当たり月額10ドルを生み出していることが分かります。
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日本の主要TV局5社との比較
Netflixがコンテンツにどの程度のお金をかけているのかはキャッシュフローから読み取ることができます。
年間のコンテンツ制作資金は毎年1兆円を優に超えるということが分かります。
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