トレード分析

トルコリラ円を考察してみた

20年で13分の1にまで減価してしまった。トルコリラ円。

金利が高くスワップ狙いでトルコリラを買う人が多くいますが、週足のチャートを見てもわかる通り長期下落の中、買いで入るのは危険だと思います。
2020年11月19日には金利が10.25%から15%に利上げが行われ、12円をつけてから反発しています。

名目金利が15%に引き上げられたことで予想物価上昇率の11.90%を引いた3.1%が実質金利となりインフレが制御されているとみなすことができます。 【15%-11.90%=3.1%】
それまでは実質金利がマイナス(金利<物価上昇率)だったため預金していた場合元本が目減りしていることになります。

2018年8月10日にはトルコショックが発生。
原因はユーロ圏の金融機関が保有するトルコ資産のリスクの大きさに対する懸念が報道されたこと。
15時14分からの8分間で1.50円ほどの7%の下落率を見せました。

2020年11月6日に12円をつけてから反発。

トルコは

  • 輸出よりも輸入が多い(経常赤字国)
  • 中央銀行の独立性が低い(外貨準備が少なすぎるためトルコリラ買いの為替介入ができない)

といった不安定材料を持ち、他国との問題も多数抱えています。

  • アゼルバイジャン VS アルメニア (トルコがアゼルバイジャンを支援している)
  • トルコ VS ギリシャ (東地中海のガス田開発)
  • トルコ VS フランス (ムハンマドの風刺画)
  • トルコ VS アメリカ (バイデン大統領)
  • トルコ債務の50%をフランスとスペインが持っている

10月には5年債のドル建て債を25億ドル起債しましたが表面利回りは6.375%と非常に高い国債でした。なぜこんな時期に起債をしたのかというと米国でトランプ政権からバイデン政権となり起債環境が悪化する可能性があるからです。

今後トルコが債務不履行となった場合金融機関に大きな影響が発生することになり、このようなトルコを取り巻く環境から今後通貨高は見込めないと考えます。

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