日本企業

サイバーエージェント

サイバーエージェントは複数の事業で売り上げを構成しており、

サイバーエージェントのセグメント情報を見るとインターネット広告とゲームは黒字になっており、一方メディアだけ赤字になっているという状態が読み取れます。

サイバーエージェントの原価の内訳を見てみると媒体費が原価の大半を構成していることが分かります。
インターネット広告ビジネスは外部からメディア媒体を仕入れる必要があります。この仕入れたメディア媒体が原価に載ってくることになります。
これが媒体費です。
サイバーエージェントは広告代理店のように広告枠を売るのみならずマーケティング支援やクリエイティブ制作などをパッケージングしてお客さんに提供しており、その売上を立てるための原価として仕入れたメディアが媒体費として原価に載ってくるというコスト構造になっています。

売上高

サイバーエージェントは売上高を見ると上場来増収を維持し続けている企業であることがわかります。

沿革

営業利益率の落ち込んだ時期と[沿革]に記載の出来事とを見比べてみると2009年にゲーム事業の本格開始、2012年にスマホシフトの開始、2015年にAbemaTV設立と重要な転換点と営業利益率のくぼんだ時期とがピッタリ一致することが分かります。

つまり営業利益率が上がっている時期は仕込んでいた事業がうまく軌道に乗ったことで利益が生まれており、下がっている時期は新しい事業を仕込んでいるということです。

直近、営業利益率がすごく上がっている部分については2020年にリリースしたソーシャルゲームのウマ娘が想定以上にヒットした結果、営業利益が大きく積みあがっているのが要因です。

創業から現在まで

立ち上げ

サイバーエージェントの事業はインターネット広告に特化したビジネスから始まりました。
他社の広告枠を他の企業に販売するという代理店ビジネスから始まったのでもともとはインターネット広告を中心とした企画・提案事業からスタートしています。
営業力で勝負ができるビジネスからスタートし、まずは社外の商品を売ることを通して営業力を鍛えるフェーズを経ました。

メディア事業

今までは他社の広告枠というものを販売していたのですが広告代理店の事業が軌道に乗ってきたらより利益率を上げるためにメディア事業を始めました。
Ameba事業はそのメディアの枠を広告商品として売るだけでなく単純にAmeba自体の利用から得る課金サービスでも収益を上げるという2つのビジネスが成り立っています。

2000年代後半の営業利益率の減少はAmeba関連事業への先行投資が反映されています。Ameba事業は長期の先行投資を経てようやく2010年に通期の黒字化に成功します。

ゲーム事業

営業力と発信力がつくと次に必要となるのはコンテンツです。インターネット広告、メディア事業と続き、3つ目の事業としてゲーム事業が立ち上がります。

スマホシフト

サーバーエージェントはもともとWeb広告に強い企業でしたが今後を見据えるとスマホ市場でのポジションを取りたいとWeb広告主体からスマホ広告に移行を試みました。

スマホ広告参入により一時的に営業利益が下がったもののその後はスマホ広告への入れ替えに成功したことで売上・営業利益ともにきちんと上がってきています。

AbemaTV

スマホシフトに成功し過去最高売上・営業利益を達成したサイバーエージェントは次に自社メディアとなるAbemaTVへの先行投資を発表します。
AbemaはTV局なので軌道に乗せるまで当然時間がかかります。
番組制作が先に必要なのでその製作費としてお金がどんどん出ていくためほかの事業が成功していなければ始められなかった事業です。

サイバーエージェントの事業の創り方

自分たちの販売力だけでビジネスが成り立つ事業を作り、次に自分たちの商品、広告枠を販売しようというビジネスでメディア事業が始まりました。このメディアから自社コンテンツの発信もできることからコンテンツを自分たちで作ってさらに売るというゲーム事業が始まり、動画事業にも参入してどんどん自分たちのアセットを広げていった。

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