日本企業

日本製鉄

余剰生産設備を削減、粗鋼生産能力で年間1000万トンを減じる大リストラを断行し固定費削減も行った。
そのかいあって、長年赤字に沈んでいた国内製鉄事業の中核である単体の営業利益が大幅に回復、全体の利益を押し上げた。

海外事業

海外事業は同社が成長戦略として掲げる重点項目だ。国内の鉄鋼需要の減少に反して、世界ではアジア圏を中心に長期的な需要増加が見込まれる。グローバルでの粗鋼生産量1億トンを目標に掲げ、海外でM&Aを強化する一方、不採算事業の撤退で収益性はアップ。海外事業全体では実力ベース事業利益ボトムライン6000億円のうち約1000億円を占める

国名事業名日本製鉄の出資比率
インドAM/NSインディア40%
米国AM/NSカルバート50%
ブラジルウジミナス31.2%
タイGスチール/GJスチール60.23%/57.6%

原料権益

原料の高騰はコストアップ要因だが権益からの利益は増加するので減益を相殺する。
権益投資は原料の安定調達とこうしたリスクヘッジが狙い。
原料権益全体では実力ベース事業利益ボトムライン6000億円のうち約1000億円を占める

所在地日本製鉄の出資比率生産能力(百万トン/年)
Warkworthオーストラリア9.5%8
Bulgaオーストラリア12.5%7
Moranbah Northオーストラリア5.0%15
Foxleighオーストラリア10.0%3
Boggabriオーストラリア10.0%7
Elkviewカナダ2.5%9
Revuboeモザンビーク23.3%
主な原料炭権益
所在地日本製鉄の出資比率生産能力(百万トン/年)
Robe Riverオーストラリア14.0%70
NIBRASCOブラジル31.4%10
主な鉄鉱石権益

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