丸井グループの資産の大部分は割賦売掛金や営業貸付金といった金融資産で構成されています。
売上高の内訳をみるとフィンテックと呼ばれるクレジットカードやカードキャッシング、家賃保証といわれる金融ビジネスが売上の大半を構成していることがわかります。
小売りビジネスや百貨店業は売上の39%で全体に占める割合は半分以下です。
フィンテック事業の売上構成はリボ払いや分割手数料、加盟店手数料のショッピングクレジットなどが中心となっている。
エポスカードのビジネスモデル
新規開拓
この店ではエポスカードが使えますという加盟店を広げることによって利用に応じて加盟店から手数料をもらえる。
カード発行
収益源はリボ・分割で顧客から受け取る手数料
このリボ払いや貸付などの実施には資金が必要です。丸井グループは銀行などから資金を借り、その借りたお金を使ってカード利用者への貸し付けやリボ払い・分割払いなどに対応していることが貸借対照表から読み取れます。
外部から低い利率で資金を調達し、リボ払い等の比較的高い金利で貸し付けてこの時の利ざやで利益を生み出すというのが金融ビジネスの収益モデルになっている
どの程度の利率で資金を借り入れているのかは借入金明細というものから読み取れます。
長期の借入金は平均利率0.26%とかなり低い利率で借りています。