エリオット波動とは?
相場にはパターンがあり一定のサイクルを繰り返しながら動いていくというエリオット氏の理論によって確立されました。
現在では、多くのトレーダーが相場の方向性を予測するために利用する分析方法の一つです。
エリオット波動の基本形は、推進5波・修正3波です。
例えば相場が上昇トレンドの場合、5つの波動(12345)を描いて上昇し、3つの波動(ABC)を描いて下降します。
逆に相場が下降トレンドの場合、5つの波動を描いて下降し3つの波動を描いて上昇します。
ルール
- 必ず5つの波で構成される。
- インパルスの1波目は推進波、2波目はトライアングル以外の調整、3波目は推進波のインパルス、4波目は調整、5波目は推進波に必ずなっている。
- 2波が1波の始点を超える(または割り込む)ことはない。
- 1波、3波、5波の中で3波が一番小さくなることはない。(一番大きい波である必要はない)
- 4波が1波の高値を割り込むことはない
修正波においてどれくらい調整するのかを見極めるにはフィボナッチリトレースメントを使うことができます。
フィボナッチ
フィボナッチとは?
植物の花びらの数や貝殻のらせん模様など、自然界に広く存在しており「1:1.618」という比率は人間が無意識に...
下はUSDJPYの日足です。
上昇トレンドにおける4波の押し目がフィボナッチの38.4%になっていることが分かります。
推進波
修正波
5波の推進波が終わった後3波の修正波が起こります。
A波の下落は5波動の上昇幅に対するフィボナッチの50.0%または61.8%だといわれています。