日本企業

東武鉄道

東武鉄道は東武鉄道をいう鉄道を運営し運輸事業がメインの会社です。
また、東武百貨店といった流通事業や電波塔である東京スカイツリーに加え、その施設内にオフィスなどが入った「東京ソラマチ」の運営や不動産事業なども手掛けており非常に多角化が進んでいる会社です。

東京スカイツリーが開業したのは2012年ですが2012年よりも前の営業利益率は5~7%台で推移していました。
ところがスカイツリー開業後は一気に利用率が跳ね上がっています。

東京スカイツリーの設立

東武鉄道は2000年ごろは多くの不良債権を抱えており、経営状況もかなり苦戦していました。
それを受けて2000年~2005年前後に不良債権を整理し、財政状態の立て直しに成功します。
業績を伸ばしていく土台ができあがり、企業の成長を描くための事業戦略を立てたのが2006年からの中期経営計画になります。
ここには鉄道事業の収益力を高めることが書かれています。

なぜ東京スカイツリーの建設が鉄道業の収益向上につながるのか

スカイツリー事業として展望台等の観光収入があげられます。
またスカイツリーは電波塔でもあるのでNHKなどから電波塔の使用料収入を長期的な安定収入として得られるようになります。

他にもスカイツリータウン事業という名の不動産ビジネスが新たに加わりました。
スカイツリーの下にあるソラマチやレジャースポット等の東京スカイツリータウンによる収入など不動産事業のテナント収入が新たに加わります。

しかし、それ以上に東武鉄道が狙っていた一番の狙いとしては鉄道利用者の増加です。東京スカイツリーの来場客が増えれば増えるほど当然、東武鉄道の利用者も増えます。

東京スカイツリー建設前後の数字の動き

レジャー事業

スカイツリーができる前まではずっと営業利益率は1%前後で推移していました。
そしてスカイツリーが完成したタイミングで一時的に14.3%と10%台まで利益率が拡大します。

運輸事業

鉄道事業に関してはもともと収益性が高かったもののスカイツリーが開業してから沿線開発も盛んとなり、より利用者も増え年々利益率が上昇しています。

鉄道会社の成長戦略

高い収益性を持つ鉄道事業を主軸にレジャー・不動産・流通などといった他事業へも投資を行い沿線周辺の開発に投資することで沿線の人口を増加させ、利用者が増えればまた鉄道事業が増益して新たな投資財源ができあがり、正のループを回していけるというのが鉄道会社の成長戦略です。

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